千總は創業1555年(弘治元年)の京友禅の老舗です。京友禅の発祥とともに、450年の歴史と伝統を重ね、「伝統とは、守るものではなく創ること」を精神として常に新しい美を創り続けてきました。
千總京友禅は「逸品の名に恥じない優れた友禅をつくること」が450年前からの使命でした。
千總の美しい友禅を支えているのが白生地です。「もっと美しい色を出したい」そう願えば願うほど、まずきものの土台となる白生地から吟味しなければならないと考えています。実際、友禅の微妙な色合いを出すために、白生地は複雑で手間のかかる仕事に耐えなければなりません。まず良質の糸を吟味すること。千總のきものづくりはそこからはじまります。現在も、千總の白生地のほとんどは、丹後の専属の機屋で織られています。
色というのは数限りなくあって、実際どの色を出そうかと決めていく作業に膨大な時間と労力がかかります。きものの場合は特に、一枚のきものの中に何色も何色も色が使われ、ひとつの色だけではなく、隣り合わせの色とのバランスを考えながら配色を決めていかなければなりません。
きものづくりの中で、とても大事な要素のひとつです。
千總の歴史は、今から450年も前。時代を経て歴史と伝統に裏打ちされた現在の「千總」へと発展してまいりました。江戸時代、それまでの「糊防染」という染色技術に、扇絵師として名高い宮崎友禅斎が、斬新な図柄を応用。そこから「友禅染」がはじまったと伝えられています。創業以来の変わらぬ信用と品質の高さで、時代の中で生きる友禅を目指し、創り続けています。